[本/雑誌]/ず・ぼん 図書館とメディアの本 18 【特集】 「震災と図書館」「電子化への見取り図」/ポット出版(単行本・ムック)

＜p＞『ず
・ぼん』では何号かにわたり、電子出版や電子図書館をめぐる先行事例や、その周辺を追いかけてきた。＜br /＞ 様々な注目すべき試行はあるが、爆発的な変化は起こっていない。＜br /＞ 電子コンテンツ産業はいつブレイクするか?＜br /＞ いっぽう図書館の電子化の問題は、電子コンテンツ市場の発展を待つばかりではなく、読者のいる「紙の出版物」を無視せず、提供する資料の豊富化、図書館の可能性の問題として論じ、トライされるべきである。＜br /＞ 業務委託や資料費縮小などで出口の見えない図書館界だが、蓄積してきた「紙の蔵書」の新たな提示を含む、事業の新展開の方法としてチャレンジされなければならない。＜br /＞ 電子書籍は出版にとっても図書館にとってもイノベーションなのだから。＜br /＞ 米国ですすむ配信タイプの電子図書館モデルの紹介や、公共図書館自前の地域資料の電子化配信実験など、いくつかの議論と動きを追ってみた。＜/p＞ ＜p＞【目次】＜br /＞ ●数字で見る図書館（5）　公共図書館1988-2010年＜br /＞ 　図書館数／蔵書冊数／貸出冊数／資料費＜/p＞ ＜p＞◎震災と図書館＜br /＞ ●東日本大震災、避難の道を振り返る＜br /＞ 　インタビュー◎菅野佳子 ［福島県富岡町図書館］＜/p＞ ＜p＞●キャンピングカーで東北を駆け巡る＜br /＞ 　被災図書館支援の旅＜br /＞ 　文と写真◎矢崎省三＜/p＞ ＜p＞●著作隣接権付与をめぐって＜br /＞ 　中川勉強会の「中間まとめ（案）」に異論
・反論!＜br /＞ 　座談会◎富田倫生 ［青空文庫］、植村八潮 ［専修大学文学部教授］、桶田大介 ［弁護士］、境真良 ［国際大学GLOCOM客員研究員］、沢辺均 ［ず
・ぼん編集委員］＜/p＞ ＜p＞◎特集　電子化への見取り図＜br /＞ ●慶應義塾大学メディアセンターの「電子学術書利用実験プロジェクト」の意義から＜br /＞ 　日本で学術書、そして図書館の電子化を進めるには?＜br /＞ 　文◎星野渉＜/p＞ ＜p＞●札幌市中央図書館の試み＜br /＞ 　電子書籍の貸出実験で見えたこと＜br /＞ 　出席者◎淺野隆夫 ［札幌市中央図書館］、花田一郎 ［大日本印刷株式会社］、千葉真 ［札幌市中央図書館］、木曽冴子 ［札幌市中央図書館］、インタビュアー◎沢辺均＜/p＞ ＜p＞●アメリカの公共図書館95％が導入する＜br /＞ 　オーバードライブの電子図書館モデルとは?＜br /＞ 　インタビュー◎溝口敦＜/p＞ ＜p＞●約一二〇万冊の膨大な蔵書を未来へ＜br /＞ 　東大図書館リニューアル計画＜br /＞ 　インタビュー◎柴野京子＜/p＞ ＜p＞●ず
・ぼん編集委員が整理してみた＜br /＞ 　電子書籍と公共図書館のこれから＜br /＞ 　文◎真々田忠夫＜/p＞ ＜p＞●出版デジタル機構会長植村八潮さんに聞く＜br /＞ 　電子化事業に関わるなかで見えてきたこと＜br /＞ 　インタビュー◎植村八潮＜/p＞ ＜p＞
・編集後記＜br /＞
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